〔黄菖蒲文花瓶の続き〕

フランスで19世紀に開催されていた万国博覧会と、パリやヨーロッパの他の都市で開催されるサロンへの出品は、ガレ自身の研究、発明、挑戦を発表する機会であり、そこに出品される特別な作品、とりわけガラス作品の驚くべき技術や完成度は、常に多くの人々の関心であり、また熱烈な待望でした

刻まれたヴィクトル・ユーゴーの詩が謳い上げる人生の喜びや歓喜を象徴するように、明るく美しい作品です

繊細な技巧を全面に散りばめ、その1つ1つが奇跡的に融合し、成功したこの作品は、大胆な試みと技術の結晶と言える大作です

 

1900年のパリ万国博覧会は結果から見てもガレの探求の完成、創作活動の最終段階に至っていたと言えるでしょう

この作品は、すべての生き物に恩恵を与える太陽に向かって差し出されたかのように、光に向かって華やかな存在を示します

台竿上の花器は菖蒲の蕾のように調和のとれた曲面が優美で、側面にマルケットリされた開いた花弁は、単なる装飾ではなく、写実を超えた想像美です

 

効果的な多色使いも効果的で、フォルムと装飾の一致も完璧です

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1900年に最盛期を迎えたガレの自然主義的な芸術はここに極まり、稀有な創作者の心の奥底からの叫びがこの作品に宿っていると思わずにはいられません